2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第22回 泉州国際市民マラソン 2015(サブスリー達成!!)

               
※大会HPより

2015.2.15
42.195km

【result】
2時間57分29秒
祝★サブスリー達成!!

地元南大阪で開かれる泉州国際市民マラソンを初めて走ってきました
同日開催される京都マラソンにも応募していたのですがこちらは落選
ということで無事当選した泉州を走ることに(今年から抽選になったようですね)

このフルでフルマラソンは4回目の挑戦
今までの記録をまとめておくと

プリトヴィッツェマラソン(クロアチア) 3時間24分59秒(net)









初マラソン&激坂のクロアチアマラソンは置いといて、福知山・口熊野ともに3時間の壁に跳ね返された感じが否めない

自身が出るフルはこの泉州マラソンが今春最後のレースなので、サブスリーを意識していないというと嘘になる。ただ、前回の口熊野のようにラップタイムを意識しすぎた走りは避けて、前半飛ばし過ぎようが、ただ気持ちよく走る事・レースを楽しむ事に集中した。

さてどうなることやら

当日朝は生卵のせレトルトカレーを食す
そして熱い珈琲をがぶ飲みして快便

地元開催なので8時前に自宅を出発
今回は電車移動
天王寺でJR阪和線に乗り換え、東羽衣駅下車
そこから10分ちょい歩くと会場の浜寺公園に到着


天気予報は晴れでしたが、雲が出ていてどんより
早速受付をします


スムーズに受付も終わり
更衣室の近くで準備を開始


参加賞のTシャツが思ったよりいい感じだったので一瞬コレで走ろうかと思いましたが、予定通り先週のすもとマラソンで着た赤シャツ(クロアチアMの参加賞Tシャツ)にゼッケンをつけました



そして途中のエネルギー補給は口熊野Mで実証済みのコレを持って走ります


シューズはNBのRC700

※新品時

もうかれこれコイツで500km近く走っているのでソールはダイブすり減っているのが気になりましたが大丈夫でしょう(笑)

トイレ対策のため水分は朝の珈琲以外ほとんど摂っていませんが、2回ほどトイレに行って膀胱を空っぽにしておきました。脱水が怖いので今回はアミノバイタルを忍ばせておいた。

9:30に坂好メンバーと集まる予定だったので、集合場所へ移動します
パルさんが応援に来てくれていました


なんだこりゃ
ブブゼラ片手に怪しげなグラサンにタオル・・・
完全に酔っぱらいの不審者です(笑)



10:00には坂好メンバーとは別れ荷物を預けスタート位置へ並びます
未登録の部なのでBブロックへ並びます
ここからスタートまでの30分が結構キツかった
寒い→尿意を催しそう
しかし膀胱を空っぽにしていたおかげで大丈夫でした

そしていよいよ
10:30レーススタート!!


コースは比較的なだらか
今まで出ていたレースと比較すると完全なフラットと言っても良いでしょう(笑)
ただ最後に通称「モンスターブリッジ」と呼ばれる橋を4つ(実際は橋は2つですが折り返すため計4つ)越えなければなりません


コース後半まではほぼフラット
そして33km過ぎからの「モンスターブリッジ」出現

となると自然とポジティブスプリットで走ることになりそうです
いわゆる貯金を作る走り方ですね
サブスリーを狙うなら30km過ぎまではavg.4'10/kmで走ることが求められそうです
もちろん後半型で追い上げるということも可能ですが

ただ今回は最初にも言った通り事前にペースはあまり考えません
とにかく身体が気持ちいい・走るのが楽しいというペースでただただ走るのみです
そして最後のモンスターブリッジと戦うことを楽しみにして走る(笑)


0-10km 42'03 (avg.4'12/km)

スタートのゲートをくぐるまで30秒ほどかかりました
Bブロック先頭にいましたがかなり混み合ってうまくスピードが出せません
ここは慌てず空くまではゆっくり

※大会HPより

公園内をぬけて公道に出たあたりからスピードアップ
しかしムリはせず徐々に身体をスピードに慣らしていく感じ
それにしても沿道の声援が途絶えない
さすが都市型マラソン
よくテレビで見るマラソンランナーのような感覚を覚えました(大げさ)

スタートから4kmほど北上して折り返します
この折り返しでトップランナーを見る事ができます
さすが速い!
すると
 その中にパイセンが!!

※パルさん撮影

調子良さそうな足運び!!
やっぱカッコいいなぁ!!

そしてそこからはひたすら南下してモンスターブリッジのりんくうタウンを目指します



10-20km 41'25 (avg.4'08/km)

少しずつ散けてきますがそれでも今まで出たレースと比較すると
まだまだ前方にはかなり人がいます

ちょうど10kmあたりで
パルさんやタカさんのご家族の応援が!
「ひゃっっほーーーい」
写真を撮ってもらいますが間に合わず(笑)

※パルさん撮影

飛び跳ねた後なので変なフォームになってますねww
ここで元気をもらってスピードアップ!!

数10メートル間隔でいくつもの小集団が出来始めていました
調子に乗ってこの小集団をどんどんパスしていきます

すると30人規模の大集団が目の前に現れました
すげー
ペースアップしてその大集団の中に文字通り飛び込んでいきます

gps時計を確認するとavg.4'10/kmくらい
明らかにサブスリーを意識した集団ですね
不思議とこれだけの人数の中で走ると、ふっと身体が軽くなる感覚にとらわれます
周りが同じペースなのでスピードをほとんど感じません
しかも前方からの風まで防いでくれるわけです
これが集団走か・・・
初めての経験に楽しくて仕方ありませんでした

よく見ると集団の先頭を引っ張るランナーの方が
何か大きな声で叫びながら集団を鼓舞しコントロールしながら走っています

「かっけーーーー!!」
こういう軍隊みたいな感じって実は大好きです(笑)
自衛隊に入ればよかったかも(笑)

ただこういう集団走は給水が難しいですね
ちょっとしたことが接触事故にもつながりかねません
出来るだけ注意を払いますがそれでも他のランナーと少し接触することがありました


20-30km 41'32 (avg.4'09/km)

20kmで用意していたジェルを半分投入
のつもりが実際には2/3くらい飲んでしまっていた(これは失敗)

ちょうどハーフ通過時点で1時間28分00秒
自然とポジティブスプリットになっていました
この集団走のおかげで結果的にもの凄く良いペースで走る事ができました

※大会HPより

しかし25km付近のスペシャルドリンクでこの集団が崩れ始めます
登録選手はレース中4カ所にスペシャルドリンクを設置することができるのですが、集団を形成していた多くの登録選手がこのスペシャルドリンクを取りに行った事で
ガクッと一時的にペースが落ちました
集団を引っ張っていた先頭のランナーが
「力が残ってるやつは前へ行ってくれ!!」
と檄を飛ばしました
それを機に先頭に出てこの大集団から飛び出しました
ここでギアチェンジできたことが最終的な結果に大きく結びついたと思います
大げさに言うと勝負の分かれ目でした

自分が飛び出すとそれに続いて何人かのランナーがついてきました
このランナー達と抜きつ抜かれつしながら30kmを目指します

口では呼吸せず鼻だけを使って呼吸をしました
こうすることで常にめいいっぱいの酸素を取り入れることができ自然と走りも安定しました
恐らくフンガフンガフーーンと大きな音を立てて走っていたと思います(笑)



30-40km 43'14 (avg.4'19/km)

30kmを過ぎた辺りで思い出したように残りのジェルを投入
1回目に飲み過ぎて少ししか投入できず

関空連絡橋の高架下を走るのですがこの辺りは結構きつかった
今回のレースで一番楽しめず苦しんだのは30km手前からモンスターブリッジの出現する33km地点までの4〜5kmかもしれません
沿道の声援もがくっと減り疲れもピークに達していました

しかも両足のふくらはぎに異変が起き始めたのもこの辺りから
ペースを維持しようと踏ん張るとピキーンと攣りそうになる

(ここで攣って失速したら確実に口熊野の二の舞・・・)

不安が募りますが無理せず少しかばいながらペースを落としながらも前へ進む
体感では4'25/kmくらいにまで落ちている感覚でしたが
後でこの辺りのラップタイムを確認してみると4'10〜15/kmで走っていました

そしていよいよモンスターブリッジが目の前に!!

普通に走る分には大したことはないんでしょうが、ここまでずっとフラットに慣れてきた足、そして33km地点とマラソンでは一番しんどい場所での橋の登りはかなりの迫力です
「モンスターブリッジ」という名前の意味が理解できました

足の攣りを恐れながら走ってきたので、正直腰が引け気味で登り始める
すると

「りょーーくーーーーん!!坂好きやろーーーーー!!!」

坂好メンバーのしのけんさんが横の歩道を並走しているではありませんか!
しかも並走するしのけんさんに抜かれた・・・
ここでスイッチが入 りました

「ひゃっっほおおおおーーーーーーい!!!」

※しのけんさん撮影

一気に復活し、レースを楽しむことを思い出しました
すると坂の上にブブゼラおじさんことパルさんが!!

※パルさん自撮り(爆)

目立つ!
その目立ち具合はランナー殺しの異名を持つほど
こんな面白い応援されたら頑張れない人はいません笑
あれ?ブブゼラは?
鳴りもの禁止だと思い1回しか吹かなかったそうです(笑)

橋を下っている時に折り返してきたパイセンを発見!
「がんばれー!!ひゃっっほおおおい!!」

※パルさん撮影

パイセン「・・・・・」
あれ?ニヤニヤはしてるんですがノーリアクション。。
この時点でかなり失速していたようです
それでも2時間40分近くでフィニッシュした
さすが国際ランナー恐るべし

モンスターブリッジ1つ目を攻略
しかしまだまだ続きます(残り3つ)

しばらく平坦な道が続くのですが、この辺りで両足のふくらはぎが限界
力をぐっと入れると攣りそうになってうまく走れない
ここで岩塩タブレットを2つポケットに忍ばせていたことを思い出し、口に放り込みます
「辛い・・・・」

しんどさと塩の辛さで顔を歪めながら走ってると沿道の人から
「良い笑顔してるよ!!」
と励まされます
(いや、これは笑顔ではなくて・・・・ま、いっか笑)

沿道の声援のおかげなのか岩塩摂取のおかげか
とにかく攣りそうになるのは少しずつマシになってきました
そして2つ目のブリッジを越えます

37km付近で折り返し
もう一度同じブリッジを2つ越えなければなりません
ここまでくると距離表示が「残り○km」に変わりました
残り5km
時計を確認すると失速しない限りサブスリーはいける!
しかし安心したのも束の間
ラストスパートをかけるランナーに抜かれる
「なにぃ?!」
必死に追いかけます
ラスト5kmは様々なランナーと抜きつ抜かれつを繰り返しました

すると前方からパイセンのお父さんが!
「最後まで頑張れー!!」
力強い言葉を頂きました
パイセンのお父さんとは今年1月の千羽海崖トレランレースで初めて出会ったのですが、60歳手前にして多くのレースに出場しており、今回も3時間20分ほどで完走したそうです
親子揃って凄すぎる(笑)

すると沿道から
「りょーーーくーーーん!!」
黄色い声援が!!
カニの帽子をかぶったアプさんが応援してくれてました
「おーー!ありがとぉおお!!!」

間髪入れず
前方から見慣れた人が!
そうです我らが坂好練習会隊長のタカさんです!
折り返してからはこの人を探しながら走っていました
「りょーー!いけるぞぉーーー!!」
満面の笑みで余裕綽々でモンスターブリッジを走っています

※パルさん撮影

それもそのはず
今回は抑えめのイーブンペースでずっと走ってきたためまだまだ余力が残っていたようです
そのためモンスターブリッジからごぼう抜き状態
結局3時間16分前後でフィニッシュ(恐るべし)
しかしあんなに楽しそうな顔で走るランナー見た事がない(笑)

みんなにパワーを注入してもらって
最後のモンスターブリッジを登る
キツかった
ブブゼラおじさんことパルさんに声援をもらいますがキツすぎて応えられない
反省ですね・・・

※パルさん撮影

初めて声援に応えられなかった瞬間です
完全にアゴが上がってますね・・・
でも、この写真が本大会のレースで一番気に入ってる写真です
パルさんほんとに寒い中ありがとうございました!



40-finish 9'15 (avg.4'15/km)

ここから先はもうあまり覚えていません
残り2kmの時点でサブスリーを確信した覚えがあります
しかし最後までペースを落とさず周りのランナーと競り合いました
自分が目指してるのは別に数字じゃない
最後まで全力を尽くせてそれを楽しめる走りです

とはいえ
最後はサブスリーを意識している自分がいました

沿道の声援からは
「サブスリーいけるぞ!!」
ってゆう声が何度も聞こえてきます

そしてゴールゲートにある電光掲示板に『2時間57分○○秒』と見えたとき
「ついに3時間の壁を越えれた」
「これが新しい世界か」
と本当に景色が違って見えました

フィニッシュするとき何度もガッツポーズをしてたような気がします


2時間57分29秒(avg.4'12/km)

ゴール後は坂好メンバーらと合流
みんなで喜びを分かち合いました

その後はタカさんの車に同乗させてもらい「いよやかの郷」へ温泉に
そしてそのままいつものごとくタカさん宅へお邪魔させてもらい鍋&宴会開始(笑)

自分にとっては今春のロードレースは以上です
これからはウルトラやトレイルを中心にレースに出るつもりです

ビッグレースとして控えてるのは

コレ以外にもちょこちょこトレランやロードレースなどにも出る予定です 
今から楽しみで仕方ありません

さて
仕事を頑張りますか♪♪

ここまで読んで頂いてありがとうございます(最後まで読んでくれる人がどれだけいるのか汗)

最後は一本締めでいきましょう
それでは皆さんご一緒に
よーーーーーーーおっ!!





コメント

匿名 さんのコメント…
Ryoさんのブログ、いつも楽しみに拝読させて頂いております。


サブスリー本当におめでとうございます!

Ryoさん、素晴らしいです!


楽しみながら走る…記録を気にするばかりに楽しむ事を忘れている事に、Ryoさんのブログを読んで気が付きました。

楽しむ事は続ける上で一番大事ですよね。

これからも楽しみにしております(*^^*)
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
コメントありがとうございます!
こんな拙いブログを見ておられる方がいると思うだけで今まで書いていた甲斐がありました(笑)

「楽しみながら走る」
これを僕は偉そうに

『ひゃっほいランニング』

と名付けています。

一番簡単で一番難しいことかもしれませんが、この気持ちを忘れず、これからもレースや練習で『ひゃっほいランニング』の実践をしていきたいと思っています!

これからも宜しくお願いします

RYO