2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

古座川アドベンチャーゲーム2015


古座川アドベンチャーゲーム2015


【概要】

《日程》
2015.11.7-8

《行程》
★11/7(Sat)
8:00-10:30 SUP講習(申込者のみ)
10:30-12:00 準備・バイクを所定の位置へ車で移動
12:00-12:10 ブリーフィング
12:10 1日目レーススタート
・ダッキー&SUP
・バイク
・リバートレックオリエンテーリング
・バイク
・トレイルオリエンテーリング(ナイトセクション)
20:00頃 1日目レース終了(時間制限なし)

★11/8(Sun)
7:00-7:15 ブリーフィング
7:15 2日目レーススタート
・バイクフォトロゲイニング
・トレイルオリエンテーリング
12:00 レース終了(時間制限あり)

《コース》

1日目
総移動距離約43km



2日目
総移動距離約18km

※迷いまくっているのでスムーズにいけばもっと距離は短縮できます(笑)

《大会ホームページ》

《開催場所・宿泊地》
一枚岩自然公園キャンプ場 500円/泊

《温泉》
南紀月の瀬温泉ぼたん荘 ※今回は利用していません


【11/7(Sat) レース1日目】

《移動》
今回同行するのは、一緒にチームを組むサキちゃんとピーちゃん。アドベンチャーゲームは基本3人1組かつ女性が1人以上のようです。ちなみにピーちゃんとは初対面。しかし明るい笑顔とちびまるこちゃんのような可愛らしい声(悪意は無いですw)ですぐに馴染むことができました♪サキちゃんはアドベンチャー競技の経験があるがレースに出るのは今回が2回目。ピーちゃんはオレと同様、アドベンチャーは全くの未経験です。

金曜日の深夜1:00頃
京都からわざわざオレの自宅まで迎えに来てくれました。サキちゃんのステーションワゴン車に自転車3台、荷物3人分、人間3人を押し込む。すし詰め。もうここからアドベンチャーは始まってます。

ぎゅうぎゅうの車内

3人とも早朝のSUP講習に申し込んでいるので急ぐ必要があります。といってもやはり和歌山の串本は遠い。

阪和道とR43を乗り継ぐ

4:30頃
現地へ到着したので、そのまま車内で仮眠。ぎゅうぎゅうの車内でしたが、オレとサキちゃんは不思議と爆睡。ピーちゃんはあまり寝られなかったようです。

6:30頃
起きて会場である一枚岩自然公園キャンプ場へ向かいます。

左手に見えるのが一枚岩

スタッフの方が準備されていました


ウエットスーツ(上下)やライフジャケット・パドリングジャケットは事前申し込みでレンタル(有料500円)することができます。実はオレ、ウエットスーツを着るのは初めて。水系は苦手なのよ。ということで今まで避けてきましたが、今回は避けようが無さそうなので腹をくくります。

初めてのウエットスーツでひゃっほい

《SUP講習会》
8:00頃
集合の声がかかってSUP講習会が始まりました。SUP講習会は事前申し込み(4000円)して受けることが可能です。アドベンチャーレースはレースによって様々な競技があるので初めてその種目に挑戦する方のために事前講習会というのが開かれるようです。

SUP。サップと読むようです。空気で膨らましたサーフボードのような板の上に立って長いオールを使って漕いで進む。簡単に言うとこんな感じです(笑)大きさは・・・意外にデカい!!

背丈の倍近いww

LAFTAという長良川で主にラフティングツアーの企画・運営をされている組織の代表であるせんちゃんという方に指導して頂きました。まずは陸地でSUPの基本について学びます。せんちゃんの話が面白く、かなり引き込まれました。

30分ほど陸地で学んだあとは、実際に川に入って練習します。おそ〜るおそる乗ってみると、

乗れた!

思ってたより板がデカいのでバランスさえ気をつければひっくり返ることはありません。せんちゃんの指導のもとゆっくり漕いでみます。


川の水が透き通っていて綺麗な水面の上をスーッと漕ぐのはめちゃくちゃ気持ちいいです!調子にノッてざぶざぶ漕いでいると・・・

水没w

サキちゃんもw

思った以上に汗をかくので水に入ると気持ちいいくらいでした。計1時間半ほど練習して、すっかりヘトヘト。せんちゃんの楽しい授業のおかげで、とりあえず前に進めるようにはなりました。しかし、レース前にこれだけヘロヘロになって大丈夫なんでしょうか(汗)最後はみんなで記念撮影♪

こうやって並ぶのにだいぶ時間がかかったことは内緒(笑)

《準備》
10:30頃
SUP講習会は終了し、レースに備えて準備します。バイクは川を下ったところに移動させるよう指示があったので車で運びました。



《ブリーフィング》
12:00
レース参加者が集合してブリーフィング開始。チェックポイントが記載された地形図を渡されます。

地形図

今回参加者は6組。これほど超アットホームな大会は初めてです。ただ自分は巨大な都市型マラソンのような大会よりも地元密着型の小規模レースが大好きです。なのでこれほどまでに選手同士の距離が近い大会はドツボにハマりましたw

ゆるりとしたブリーフィング風景

「龍神」というチーム名でエントリー

10分弱のブリーフィング後、よく状況がつかめないまま早速レース開始です(笑)。この時、とんでもないアドベンチャーがこの先に待っていようとは知る由もありませんでした。



《ダッキー&SUP》



12:10頃
いよいよレーススタート!まずはダッキーとSUPをチーム内で交代しながら川を下ってチェックポイント(以降CP)1を目指します。

みんな速い!待ってぇ〜!

ダッキーは2名乗艇可能で、空気で膨らませたビニールでできたカヌーのような乗り物です。ダブルパドルを使って漕ぎます。まっすぐ進ませるのがめちゃくちゃ難しい!!

ピーちゃんとサキちゃん(まだまだ余裕w)

意外や意外。SUPよりもダッキーに苦戦します。心配していたSUPは講習会のおかげか問題なく前へ進むことができますが、ダッキーはまっすぐ進まない・・・。パドリングが下手くそなのか体重移動ができていないのかなんなのか分かりませんが、右へ回転したり左へ回転したり・・・。とにかくまっすぐ進ませるのにかなり苦労しました。気づけばほとんどのチームが遥か彼方へ。あっという間に最下位です(汗)

しかもこの日、古座川は異例の渇水。川の水量が大きく減り何箇所かではダッキーやSUPが浮かないほど川底が露出しているので、わざわざその度に降りて、手運びしなければなりませんでした。これがまた大変。オレはワラーチで参加していたので大きな石ころがゴロゴロしている川底を歩くのだけで一苦労。やはり沢ぐつが必要ですね。これは大失敗でした。

渇水により手で運ぶ

主催者側もこの異例の渇水は予想していなかったらしく、全チームが予想以上に時間がかかったため当初のCP1の場所をかなり手前に移動させ、バイクもその場所に移動してくれていました。

もちろんオレたちのチームは最下位でダッキーとSUPを終了。

ダッキー&SUP 約5km



《バイク》


14:15頃
さてお次はバイクに乗り換えCP2を目指します。ロードなのでスイスイ進みます!大苦戦して思うように進まなかったダッキー&SUPと違い、バイクは気持ち良く前へガンガン進めるのでノンストレス♪

地図を自転車に洗濯バサミで取り付ける

楽しぃ〜〜♪

バイク 約11km



《リバートレック(オリエンテーリング)》


14:55頃
バイクでCP2に到着。ここからはバイクを降りて別の地形図を頼りに、川沿いのチェックポイントを順番に回って行きます。各チェックポイントには木や石などに白テープが巻きつけられていてそこにアルファベットが一文字書かれているので、それを別の用紙に書き記していくわけです。

CP2で預けていたリュックを受け取ります

荷物さえ預けていれば着替えることも可能ですが、川に入ることになるので着替えずにウエットスーツを着たまま次のセクションに入ることにしました。ちなみに大失敗したワラーチは脱ぎ捨て、トレランシューズに履き替えます。

よし準備完了!サキちゃん、任せたぜ・・・・・

ここでサキちゃんがまさかの一言。

じゃあ、りょーくんが地図読みしてCP探してね♥

マジっすかぁぁあああ

ちなみにオレは地図読み経験ゼロ。今まで山に行っても山と高原地図のアプリにほとんど頼りっきりか、誰かについて行っていました。トレラン大会なんて分かりにくいところは全部印があったり誘導員がいたりするので地図なしでも基本迷うことはありません。しかも道や登山道などが書いてない地形図のみでCPを探さなければなりません。もう一つ問題が発生します。

コンパス忘たぁぁぁあああああああああ

はい。アドベンチャーレースに出るものとしてあるまじきことです。始めっから地図読みする気がないようなものです。これはいけませんね。大反省です。

これ貸してあげるから地図読みしてね♥

さすがサキちゃん!女神なのか悪女なのか・・・。とにかく歩きながら地図読みの基本を指導して頂きました。今頃かいっというツッコミはこの際置いておきましょう。

サキちゃんの腕に巻くタイプのコンパス(欲しい)

早速超簡単なCPを見逃しそうになりますが、ぎりぎり発見!神社にありました!


ハッハッハ!意外に余裕じゃねぇか!!

と調子にノるものの、そんな甘くはありません。おいおい分かります。

次のCPは、あっ川の向こうに渡る必要があるなぁ。ちょっと周り道しますか・・・

目の前の川を渡っちゃえばいいじゃん!!


サキちゃん、男前すぎます!いや、オレが間違ってました!アドベンチャーとはこういうものなんです。濡れることを恐れてはこの大会に参加した意味がありません。

こんな感じで印がありました

腰まで浸かったり

荷物を頭にかかげて川を渡ったり

足のつかないところを泳いだり(ぴーちゃん大活躍!)

普段なら絶対行かない川岸を歩いたり

流されそうになったり

犬に襲われたり(犬と遊んだり)

こんな簡単なCPを見逃したり

しているうちに暗くなってしまいました。地図読みが遅く、あちこちと探し回ることも多くこのセクションに相当時間を費やしていたようです。気付けば辺りが暗くなり始めていました。時間制限はありませんが、まだ次のセクションがあるので急ぐ必要があります。

ようやく最後のCPを発見!

17:20頃
やっとこさリバートレックのCPを全てまわり終わってCP2(CP9)へ戻ってきました。もちろんここでも最下位です(汗)。ここで水物系のセクションは終わりなのでウエットスーツを脱いで返却します。また、予め預けていた荷物がもらえるので着替えます。


トレイルのセクションに入るため、ロングスパッツを履きました。普段は半パンなのですが、藪漕ぎや道なき道を行くのでできるだけ素肌が露出しないようにしました。靴下も登山用の分厚い靴下です。タンスの奥から引っ張り出してきたので少しカビくさかったのは内緒(笑)

着替えたら濡れた荷物などはスタッフの方に預けてスタート地点まで運んでもらえます。さて、ここから次のセクションへ入るため、バイクでスタート地点まで戻ります。着替えてスッキリ♪

シャキーーン!!
 なんだこの顔はw

リバートレック 約8km

《バイク》


バイクでスタート地点まで約10kmほどを移動します。暗くなっていて寒さもありましたが、基本下りなのでめちゃくちゃキモチー!!

自然と笑顔になるw

ぴーちゃんの生足写真大公開♥

バイク 約14km



《トレイルオリエンテーリング(ナイトセクション)》


あまりにひどいログなので掲載するか迷いましたが、オレと同じような超初心者の方のために恥ずかしげもなく載せておきます。

18:25頃
バイクでスタート地点の一枚岩キャンプ場まで戻ってきました。ここで次のセクションであるナイトオリエンテーリングをするためのCPが書かれた地形図を渡されます。

計7ヶ所のCPがあるのでそれをできる限り発見する必要があります。20:00頃までには戻るよう言われてますが時間制限はありません(笑)。またCPをまわる順番は自由なのでそれぞれのチームで作戦を立ててまわることが可能です。

CPがある場所は「とんどろの森」という自然公園です。自然公園といってもものすごく整備されているわけではなく、少し奥へ入れば山の中です(笑)しかも案内板のようなものは一切ないのでどこへ向かっているかは地図を見なければ全くわかりません。それに加えて夜なので真っ暗。わけがわかりません。いきなり上級過ぎます(笑)。しかし諦めるわけにはいきません。ヘッドライトの明かりを頼りに地形図とにらめっこしながら3人で探索します。

まずは分かりやすそうな川沿いのCPを発見!

現在地がやっとわかったので、近くにあるCPへ行くためコンパスを合わせて目標へむかって直進することにしました。すると目の前にガケが現れます。しかし関係ありません。とにかく直進です。しかし直進できるわけもなく、回りこむような形でCPへ向かいますが、あるはずの場所に無い!!

んー。できる限りまわりの地形情報を目視で確認しますが、これがどこの尾根なのか谷なのか分からない!!しかし冷静になって腕時計の高度計などの情報も活用し、奇跡的にCP発見!!


発見したときは感極まってしまって、思わず

あったぁぁぁーーーー!!(大声)

と初心者丸出しのテンションの高さ。自らここにあるよと他のチームに教えているようなものですね。反省ですが、嬉しさは抑え切れません(笑)

その後も道なき道や藪だらけの谷を登ってみたりと大失敗を繰り返しながらも、地形図と格闘しなんとか次々とCPを発見!


下山していたら突然目の前に崖が現れ、道がなくなるというアクシデントもありましたが、素晴らしいチームワークとテンションの高さだけで全て発見することができました。


もちろん時間はめちゃくちゃかかってしまい、予定の20:00を大きく過ぎてしまいました。

トレイルオリエンテーリング(ナイトセクション) 約8km
※上級者はもっと距離が短いはずです


《1日目終了 宴会》
20:45頃
ようやく全てのCPをまわってゴール地点へ行くと、すでにみなさんゴールをされていたのかお風呂へ行ってくつろいでいる方や、すでに宴会を始められている方がおられました。もちろんオレたちのチームは最下位でゴールですw

今晩から雨の予報が出ていたので屋根のある所でテントを張らせてもらいました。


サキちゃんがキムチ鍋の用意をしてきてくれていたので、すぐに用意してカンパーイ!!

うまぁぁああ

その後、常連さんの宴会に混ぜてもらって、楽しい話をさせてもらいました!

キムチ鍋さいこー

ピザも頂きました

目の前の川で採れた手長海老の素揚げを頂きました!
うまぁぁああああ

そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ去ります。気付けば日付が変わりそうだったので、テントへ戻って就寝。そして夢の中へ。サキちゃんは何もつけずに寝たそうです(笑)←どういう意味かは分かりませんがwww


【11/8(Sun) レース2日目】

《準備》
6:00頃起床
のはずが二度寝してしまい6:30にサキちゃんとピーちゃんに叩き起こされます(笑)外へ出てみるとなんと雨!!しかもザーザーぶりです。


急いで準備して昨日のキムチ鍋の残りに火をかけて朝食にしました。麺を入れるとこれがまたうまい!当然我らがへっぽこチームは朝からキムチ臭を漂わせていますw


サキちゃんがキムチ鍋ラーメンをすすりながら真剣に見ているのは、本日1つ目のミッションであるフォトロゲイニング(?)の内容です。


ここに記載されている写真と同じ景色をチームメンバー1人が必ず映り込むようにして撮影しなければなりません。楽しそうですね♪



《ブリーフィング》
7:10
レース2日目(最終日)のブリーフィングが始まりました!


今日はバイクを使ってのフォトロゲイニングトレイルオリエンテーリングです。前日と大きく異なることは昼の12:00までに必ず戻って来なければなりません。1分遅れるごとに10分というペナルティが課されてしまいます。

7:30頃
2日目のレーススタートです!


猛者たちは我先にと雨の中へ飛び出していきました。



バイクフォトロゲイニング》


といっても我らがキムチ臭へっぽこチームはまだ出発できません。バイクの空気圧が心配なので空気を念のため入れます。途中でパンクしたら洒落になりません。なぜならパンク修理できるほどの技術をもった人がいないからです(笑)。もしかするとサキちゃんはできるかもしれませんが。

「事前に空気圧確認しとけよ」というツッコミは無しでw

さてスタートからいきなり10分ほどの遅れをとった我らがマイペースへっぽこチームは、ようやく雨の中へとバイクを走らせることになります。

きもちええええ

もはや濡れることに抵抗はありません。「これこそがアドベンチャーやー!!」とか言いながら楽しくバイクを漕ぎました。もはやレースではなくツーリング感覚ですw

まずはCP1へ一気にバイクを走らせます。順番は自由なので、チームによっては先に違うCPをとってから行くという戦術もありですが、我らがキムチ臭マイペースへっぽこチームは順番通りにいくことにしました。

CP1は簡単に見つかる♪

少し地図読みも慣れてきたのか?!CP1は簡単に見つかりました♪こういった景観のいいところや観光スポットがCPになっているのはフォトロゲイニングのいいところですね!

お次は順番通りCP2へ向かいます。資料を見ると何やら滝のようですね。テンションがあがります!この辺りかな?バイクを止めて下へ降りていきます。


おっ!

CP2はっけーーん!!

次は順番通りにCP3へバイクを進ませると、

これは簡単!(オレは見逃したことは内緒ですw)

さぁて次はCP4へ。資料を見ると何やら洞窟なのか洞穴なのか。CP5もそんな感じです。ワクワク気分で探しますが見つからない。この辺りだと思うけどなぁ。確かに大きな岩が点在していて明らかに写真の洞窟がありそうな雰囲気。


しばらくウロウロと斜面を登ったり降ったりして探すが、無い。もう少し進めばCP5もあるはずだから進んでみよう!ということでもう少し進んで見ると・・・

CP4は道端にあるがな!!

普通に進んでいたら発見できた場所なのに、手前の斜面を登ったり下ったりしてかなりのタイムロス。こういうところが地図読みできていない証拠ですね。

そしてお次はCP5。資料では洞穴の中から外の雑木林を写している写真が載っています。地形図を見るともう目と鼻の先にあっておかしくない場所。探していると、サキちゃんが突然叫びました!

まさかこれの中?!

サキちゃんが指差した先には、何やら洞穴らしきものがあります。


これを見てオレとピーちゃんは目を疑います。「嘘でしょ?!まさか?!(笑)」しかし、アドベンチャーレース。今までのことを考えると、主催者側はこんなところを平気でCPにしそうです。しかもよく見ると登れるような足場が少しあります。

3人で微かな明かりを頼りに狭い洞穴へと入って行きました。まさしく探検!雨のせいか上から水が流れてきています。足を滑らさないように慎重に慎重に・・・

すると・・・

CP5はっけーーーーーん!!!

炭鉱夫のようですねw

残すはCP7のみ。バイクで移動し、ここはコース上なので簡単に発見!

CP7

このバイク移動でのフォトロゲイニングは普通に行けばそう難しくないコースのはず。地図読みをきちんとすればほとんど迷うことなくスムーズに行けます。事実、次のセクションへ行くためスタート地点へ戻ってきたときには、トップとは1時間以上の差がありました(汗)

バイクフォトロゲイニング 約13km

《トレイルオリエンテーリング》

恥ずかし気もなくログを載せますw

9:30頃
スタート地点へ戻ってきました。もちろん他のチームは誰もいません(笑)。デジカメの写真を見せてCPを全てまわったことを確認してもらいました。

制限時間の12:00まで残り2時間30分ほど。超初心者のオレにとっては山の地図読みは市街地と比べて難易度が跳ね上がります。しかもCPが合計7つもあります。我らがへっぽこチームの能力では全てのCPを探し出すことは100%ムリでしょう(笑)

ということで作戦を練りました。まずは川沿いにあるCP8を探してそこから考えよう。んー。いまから考えるとなんともアバウトな作戦(笑)。山に入ると現在地が分からなくなるので見つけやすそうなCPを起点にして考えることくらいしか超初心者にはできましぇん。

今回はバイクを使用してはいけないので、徒歩で向かいます。昨日と同じルートで道路からぐるっとまわって行こうとしていると、さすがは経験のあるサキちゃん!男前なこと言い出します!

あの川を渡っていけば近くない?!

確かに。行けるところはショートカットしていく。アドベンチャーレースの基本ですね。

ざぶざぶ渡ります

地形図通りに小さな小川を登っていくと、CP8があるはずです。しかし、無い。うーん、絶対にこのあたりのはず。無い。急斜面を登ったり下りたりして探すも、やっぱり無い。尾根のかたち、川の蛇行の仕方、谷の場所、いろいろ考えてもやっぱりこの辺りのはず。でも、やっぱり無い。・・・・無い!無い!無い!無い!!!!

文字通り彷徨う

3人で途方にくれていました。それもそのはずです。このCPを探すだけで30分近く時間を使っていました。それにここのCPが見つからないということは、自分たちの現在地も分からないということになります。サキちゃんも自信を喪失したのかじょじょに会話も少なくなりました。そんな時、ぴーちゃんのかわいらしい声が現場の空気を一変させます。

地図に載ってる送電線を探してみたらどうかなぁ?

ほんまや!!

CP8のことばかりに集中しすぎて、地図全体に目を向けていませんでした。確かにこの小川の先には送電線があります。これは上を見上げていれば見逃しようがありません。ぴーちゃんの言葉は、真っ暗な空気の中に一筋の光明が射すかのごとく重苦しい雰囲気を一変させました。これを書きながらど素人丸出しだなぁと痛感します。

そして、CP9はその通り道なので発見できるかもしれません。ということでCP8は諦めて次のCP9へと進みました。現在地が全くといっていいほど分からなかったので、このCP9もかなり苦戦しましたが、ようやく発見!

CP9あったぁぁあ!

これで現在地がはっきりわかりました!しかし時刻はすでに11:00。タイムリミットの12:00まで残り1時間しかありません。ここで作戦会議です。

ここから一番近くて点数の高いCP10へ行って帰る

我々に残されているのはもうこの作戦しかありません。CP10がすんなり見つかるのか・・・という不安に駆られますが、ここは行ってみるしかありません!コンパスを使って方角を合わせます。行く先は・・・

崖のような急斜面(笑)

CP10は等高線から考えると標高232mのピークにあります。目の前の道なき急坂を登り切れば間違いなくCP10を発見できるはず!時間もないのでがんがん急登を登ります。オレが先頭に立ってできるだけ歩きやすい道をチョイスしていきますが、どこも一歩油断すれば滑り落ちそうなほど。もちろん登山道はどこかにあるのかもしれませんが、探している時間の余裕はありません。すると・・・


送電線が現れました!これは間違いない!!ピークには送電線があるのでここを登り切れば・・・すると・・・


登山道が現れました!!間違いない!!全員で力を振り絞ってピークへ!!するとCP10を発見!!しかし安堵している時間はありません。残り時間は30分を切っています。とにかくこの登山道を駆け下りました。そこから約20分無我夢中で走り続けました。不思議と帰りは下りのせいか道がはっきりと見えます。

残り10分。行きに渡ったあの川を渡り切ればフィニッシュです!!川へ出ると、何やら対岸でスタッフの方が叫んでいます。

川が増水して流れが速くなってるから、3人でスクラムして渡って下さい!!

確かに行きよりも明らかに川の流れが速い!オレを真ん中に3人でスクラムをしっかり組んで一歩ずつゆっくりゆっくり渡りました。途中サキちゃんが足をとられそうになる場面もありましたがここは冷静にゆっくりと無事に渡りきりました!!

スタッフの方撮影

そしてなんとか5分前にフィニッシュ!!



《ゴール後》
ゴールした後は着替えてゆっくりコーヒータイム♪


思えばこの2日間でレース中に口にした食べ物はコンビニのおにぎり2個とチョコバーを1本。ずっと地形図を片手に必死になってCPを探していたように思います。なのでレース中ずっと腹が減っていました(笑)。3人とも口癖のようにハラヘッターーと言っていたぐらいです。

ようやく全てが終わってゆっくりした時間を過ごすことができました。この後の表彰式まではゆっくりしながら後片付けをしました。



《表彰式》
13:00
雨はあがっています。参加者やスタッフ全員が揃っての表彰式が行われました。


気になる結果は以下の通り。

大会HPより

我らがへっぽこチームはゼッケン番号3番の「龍神」というチーム名です。そして順位は・・・なんと・・・

6位入賞!!


6組しか出ていないので、もちろん最下位です(笑)しかし、誰がなんと言おうと入賞は入賞です。その証拠に商品も頂けました♪初出場初入賞。ありがたいことです(笑)

この後、上位者の発表が行われました。みなさんすごい方ばかりで話す内容に全くついていけません。初心者向けの大会ということだそうですが、ほとんどの参加者がベテランというか猛者ばかりだったので圧倒的な差をつけられてしまいました。

1位のお二方

特別賞というのがあり、なんと我らがへっぽこチームにもっと水物を頑張れという意味で、LAFTAの長良川でのSUP特別講習券というのをもらいました♪来年の11月まで使えるそうなので来年ぜひこの3人で長良川に行ってみたいと思います。

表彰式の後はこの大会の主催者である川口さんと写真を撮ることができました!

2日でこの全行程を考えたそうです(すげぇ)

その後は車に荷物を詰め込み(もちろん悪戦苦闘)、2日ぶりの温泉に入って、串本で海鮮丼を食べて帰りました!



【あとがき】

ふぅ。なんとか今週中に書き終えました。誰に頼まれたわけでもないのに、なんだかもうブログを書くのが仕事の一部みたいになってます(笑)まぁこうやってまとめることは楽しいからいいんですけど♪それに最近FBに載せたこともあってかアクセス数が以前より増えてます。稚拙な文章でかつかなり長文なので最後まで読んで頂いてるかたがどれだけいらっしゃるのか分かりませんが、読んでくれる方が増えるというのは嬉しいものです。

さて、以前BSで放送していたグレートレースでアドベンチャーレースなるものがこの世の中にあるのだと初めて知りました。それ以来この世界が気になっていて、ちょうどそんな時にサキちゃんと知り合い、今回初めてアドベンチャーレースに出る機会を頂けました。まさか自分がアドベンチャーの世界に一歩でも足を踏み入れるとは・・・。

もちろんグレートレースで行われていたのは何日間にも及ぶ過酷なもので今回のと比較するには早計かもしれません。しかし本レースはその基礎ともいうべくものが濃縮されています。来年も開催されるそうなので気になる方はぜひ挑戦してみてください!

アドベンチャーレースに出る上で一番重要になってくることは「地図読み」だということを痛感しました。これができなければアドベンチャーレースの真髄を楽しめないでしょう。しかしいきなり地図読みが誰でもできるわけではなく、時には失敗したりうまくいったりすることがあるでしょう。そこに楽しさを見出せることができればもっと世界が広がりそうに感じます。

だからと言って地図読みできなければアドベンチャーレースを楽しめないわけではないとも思います。現に我らがへっぽこチームは地図読みがほとんどというか全くできていませんでした。でも誰よりもレースを楽しんだ自信はあります。地図読みができないから・・・水物の競技なんてやったことないから・・・アドベンチャーレースに出る上で二の足を踏んでしまう材料は山のようにあります(笑)。でもそこに勇気を出して飛び込んでいく。ここからアドベンチャーは始まっているのかもしれません。

また仲間と協力してミッションをクリアしていくというのは初めての経験でした。今まで出たことのあるマラソンやトレランやウルトラはいくらみんなで走ったとしても最後は1人です。自分との戦いです。でもアドベンチャーレースは基本3人組で女性が1人以上入る必要があるようです。この3人でお互いが協力し合い一つのものを目指す。この経験は新鮮でした。アドベンチャーレースを心底楽しむにはこのチーム内での人間関係も大きく影響しそうですね。サキちゃんとピーちゃんという素晴らしい人と過酷な2日間を楽しく過ごすことができたことを感謝しています。

とまぁ、まだ1回しか出たことの無い超初心者がアドベンチャーレースについて偉そうに語ってみました。10年後これを見たとき、ガキだなぁと思うのでしょうね(笑)

さて、今週末はいよいよ第2回FAIRLYTRAILびわ湖高島トレイルランニングinくつきです。今年最後のトレイルレースになりそうなので、思う存分楽しみたいのですが、今の所雨予報(涙)しかし、アドベンチャーレースで水には強くなったはず。ついつい道無き道を走りたくなりそうですが我慢してちゃんとコース上を走りたいと思います!フェアリーに出る皆さん!もし見かけたら声かけてくださーい♪




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